パーフェクトRubyという書籍を執筆したら31歳になりました
もう先月のことですが、この度パーフェクトRubyという書籍を執筆し発売されました。
おかげさまで売れ行きも好調でエゴサーチ調べそれなりに良い評判をいただいておりますので、まだお持ちでない方は手にとっていただけると嬉しいです(パーフェクトな人は除く)。
- 作者: Rubyサポーターズ,すがわらまさのり,寺田玄太郎,三村益隆,近藤宇智朗,橋立友宏,関口亮一
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2013/08/10
- メディア: 大型本
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執筆に関するためになる話や内容については @sugamasao や素敵な読者の皆様のエントリーが存在しているのでそちらを御覧ください。
今回執筆するにあたっては @sugamasao @takkanm @hibariya からお話をいただきました。
彼らが何やら本を書いているぞ、というのは風のうわさに聞いていました。
ですが誘っていただいたことに関してはびっくり感は少なかったです。
まあそれでもすげーびっくりした部類には入るんですが。
なんでかというと、実は彼らが書いていた本のレビュワーになるべく書評をブログにポストしていたりして、声かけてくれないかなーとチラチラ伺っていました。
そしたら私信が来て、「お、これは来たかー?」って思ったんですが実際は想定を飛び越えて執筆を手伝ってもらえないかという話でした。
正直自分に書けるのかすごく不安で少し悩みました。
でもアウトプットのためのインプットは自分の成長を加速させるチャンスであるというのは知っていたので自分の答えは決まっていたんでしょうね。
実際わいふに相談したんですが案の定見破られていて、「でも書くんでしょ?」なんて言われてしまいました。さすがですね(わいふすごい)。
@sugamasaoもブログで言っていたんですが、自分がしたアクションって誰かが見てくれているものなので、何かやりたいと思ったら受身でいると何もこないんだと思いました。
ということで本来20代のうちに本を出版するっていう目標だったんですが、色々あって30歳のうちに出版することはできました。
購入してくださった読者の皆様、ありがとうございました。
ひどいスケジュールの中レビューをお手伝いしていただいたレビュワーの皆様、一緒に執筆した皆様、本当にたくさんご迷惑をお掛けしました。
いい機会を与えてもらって感謝しております、ありがとうございました。
んでもって今日は誕生日っていうのもあってこのエントリーを書いてたりするんですが、次の1年は何やるかねーっていうのは執筆している段階から色々考えていました。
まずはインプットの量を増やして自分の作りたいものをバンバン作っていこうと思っています。
あと去年も同じことを言っていましたが英語...
これに関しては本腰入れて勉強する機会も得られたのでバンバンやってます。
最後に恒例の謎のリンクを置いておきます。
http://www.amazon.co.jp/registry/wishlist/3LOTEC32E03RH
おまけ
vimrc編集してたら31歳の誕生日を迎えた
— ふなっしー (誕生日) (@ryopeko) 2013, 9月 26
自分の価値を失うということ
この社会に暮らす人は誰しも自分が提供できる価値と引き換えに賃金を得ることで生活しているのだけど自分なりに思うところがあったので覚書として書記しておく。
まず自分が会社なりなんなりと契約を結んだとして、それ相応な価値を提供することは義務なんだけど会社としても価値を得ることでその代価としてその人に対して賃金を払うことは同様に義務なんだよね。
これって当たり前なんだけど本来であれば危機感の上にこそ成り立つことなんだと自覚する必要があるんだと思う。
そもそもおれのような好きなことを仕事にしている人は特に重要なことで、自分ができることの結果を価値として提供すること、代価としての賃金得ること、自分自身のやりがいというものを常に天秤にかけているということは意識できているようで意識できていないことが多いと思う。
おれのような人たちは進んで終身雇用という安定(もしくは安定を得ているという幻想)を放棄して(もしくは得ることができなくて)今の生活を営んでいる人が多いのかもしれないが、そうじゃない人は終身雇用という安定(という幻想に気が付かない場合もあるけど)を担保しつつもやりがいと価値とそれ相応の賃金という奇跡的なバランスを取っている人だと思うのでそういう人はこれから先は読まなくていいと思います。
人は多かれ少なかれ色んなことを天秤にかけて奇跡的なバランスの上で生活しているというのを自分以外の人にも目を向けるべきだと思う。
こう考えることって周囲への思いやりにも繋がるかもしれないが、他人のことを考えるより自分のことを考えるのが先なので、ふと周りを見渡してみて自分がバランスを保てているどうかというのは適時観察すべきなんじゃないだろうか。
きっとこのバランスが崩れたときは自分の無能さが際立っているか過剰に評価されているか自分が我慢しているかのいずれか。
このバランスを保つためにはどこかが凹んだらどこかでカバーしなければいけないという単純な話で、特に年齢とか経年で変化するような事象については自分ではどうにもならない要素なので、そういうもの以外でバランスを取らなければいけないことは自明。これらの要素を無視しているときは意識的か無意識的かに限らず自分の中で他の要素でバランスを取っているということになる。
でもバランスを取っているという事実に人は驚くほど無頓着なんだ自分が意識していない部分がポロッと口に出す言葉に現れていることがある。
つまり何が言いたいかというと代価をもらって自分の価値を元に生活している人って何に関しても言い訳できないってこと。
(先天的にも後天的にもどうにもならない要素については自分としては何も言えないし言うべきじゃないので置いておいて)
言い訳しているっていうことは自分で認めているか認めていないかで、そうでない場合は発展途上なんだろうけど発展しようとしている人はそもそもそんなこと口に出さない。
口に出しているっていうことはつまりどういう状態なんでしょうねって振り返るとまだ次に繋がるんだと思いました。
RubyKaigiに参加しませんでした #rubykaigi
スタッフ、スピーカー、参加者の皆様。
RubyKaigiおつかれさまでした!!
とてもいい雰囲気がTLから伝わってきてほんわかしてついカッとなって参加しませんでしたエントリーを書いてみる。
RubyKaigiとは自分にとって何なのか
RubyKaigiとは自分にとって何なのかよくわかんない。
これが今回参加しなかった理由のひとつなんですが。
RubyKaigiの開催がアナウンスされてからずっと考えてますがなんとなくひとつの答えが出た気がする (後述) 。
なんで参加しなかったのか
開催されるまでにいくつか考えるポイントがあったと思います。
- 開催アナウンス
- CFP
- LTのCFP
- チケット販売の各パート
これらのタイミングで "本当に参加しなくていいのだろうか" と散々迷いました。
結果参加しませんでした。
参加しなかった理由はいくつかあって、それらの根っこにあるのは "一度終わってReBorn*1した" ということだと思う。
Ruby会議からはたくさんのものをもらっていて、もらったものをきちんと吸収したからこそ今の自分がある。
RubyKaigiでは自分から何かを提供したいなと強く思ってました。
でもいざCFPを目の当たりにしても何も出ないんですね。
本当に何も出なくて。
日々成長しているはずなのに今自分にしか出せないものが無くて本当に絶望した。
この絶望度合いは自分を見直して何かを成せばいいとして、他にもRubyKaigiに対してできることはあるはずなんですよね。
例えば当日スタッフに手を上げて少しでもできることをとにかくやる、とか。
(誰でも当日スタッフがやれるとは思わないけどお客さんとして参加したくなかったという意味で)
一般参加して何かをもらってどこかに返すとか。
ただ参加するだけでも何かできるんだけど、それだとRuby会議時代と関わり方が同じになっちゃう。
なので参加しないでRubyKaigiを外から観測して何が見えるか見てみようと思った。
(参加しないでも得られることがあるんじゃないかという発想もあった(ustとかTLとか参加した人たちから話し聞くとか)けど今となっては甘い考えでした...)
大事なもの
当初RubyKaigiに参加しなくても今まで"この人すごいなー"と思っていた人とはひと通りお話できるようになっていて、いつもとあんまり変わらないんじゃないかと思ってた。
でもですねー、やっぱRubyKaigiっていう場は特別なんだなと思いました。
各種ソ〜シャルなんちゃらに流れてくる写真に写っているおっさん達の笑顔が素敵すぎる。
僕はRubyおっさんたちが大好きだけど、RubyKaigiっていう場になるとこんな良い笑顔をするおっさん達になるっていうのを知ってもっと大好きになった。
(僕も外から見るとこんなおっさんに見えるのかなー)
色んなカンファレンスというかそれ系のイベントあるけど、得るものって具体的なものからふわっとしたものまでたくさんあって、その中でRubyKaigiって自分の中で特別だったんだなと感じました。
RubyKaigiが終わってみて感じたこと
"終わった後のみんなの反応がぽかぽかしたものに溢れている" というのを見てぽっかり心に穴が空いたようなものでした。
RubyKaigiって技術的なことをインプット、アウトプットするだけの場じゃないというのを改めて痛感した。
かくたにさんか誰かがRuby会議を年の変わり目みたいな表現で言っていたのを実感した。
RubyKaigiがあって、これまで1年間を総括して、次の1年をどう戦うか決める納めの儀式なところって多分にあると思う。
自分にとってRubyKaigiって自分が何かをして誰かのRubyKaigiの一部になりたいっていう気持ちがすごく強いけど、その前にちゃんと自分に対してRubyKaigiしないといけないんだと思った。
次回*2はきちんと自分に対してRubyKaigiしようと思いました。
おわり
東京Ruby会議10と自宅Ruby会議01に参加しました #tkrk10
東京Ruby会議10
今回はCFPに応募したところ嬉しくも採択していただいてスピーカーとして参加してきました。
会期中は全体として温かいゆったりした空気が流れていたなあという印象。
テーマの一つである"いつものRuby"の話がたくさん聞けてよかったなと思いました。
色々運営側の目論見があってトークも含めた諸々の仕掛けがあったんじゃないでしょうか。
この辺の目論見については色んな意見があると思うし実際聞いているので、もっと運営側からの話があってもいいんじゃないかなあとも思った。
(何年後かにでもいいので、10のときはね〜的な感じで)
バッチ交換で射幸心を煽るシステムは明らかにささたつが出すぎてて消費者庁が黙っていないかもしれませんが、結構これをネタに会話している人たちを見ていたのでニヨニヨしてた。
#RubyFriendsが意外と浸透していなかったのでもっと広まるといいですね。
残念ながら自分のトークは雪の影響で14時打ち止めとなってしまったのでした。
こしばさんをはじめスタッフの決断は英断だったと思います。
全体に周知する前にこれから発表するスピーカーを集めて舞台袖でこしばさんから話が合った時に、
こしばさんが言葉に詰まっていたのがグッときた。
この一幕でこの人が実行委員長を務める会議に採択してもらえてよかったなと強く思ったのでした。
スライドとトーク内容はきちんと準備してきたので残念だけど、また何か機会とタイミングが合えばいくらでも話せるでしょう。
スライドはそのときまでお蔵入り。
自宅Ruby会議01
幸いすんなり帰宅できたのでワイフと話ていたところ、今回の名札のウラ面に何も記入せずにおいたらワイフが自分の名前を書くと言い出したことから始まって自宅Ruby会議01(#jtrk01)を開催する流れになった。
ちゃんとタイムテーブルも作成して実行委員長の挨拶、基調講演、おまけ企画の"妻RubyKaigi"まで行なって充実の良い会議だった!!
当日のまとめとスライドはこちら
自宅Ruby会議01まとめ
https://speakerdeck.com/ryopeko/rubytowatasitowatasitowaihu
濱崎、C社やめたってよ
何はともあれお疲れ様でした。
今後の活躍も楽しみにしています!!
@hmskと最初にあったのは高専カンファレンス014tokyoのLTのときだったなあ。
あのときは面識が無いにも関わらずいじってしまったけど思えばそこからの出会いなのでした。
それからcookpadに遊びにいかせてもらったり@mirakuiさんとお話できるようになったり、高専方面でもWeb界隈でも世界を広げてもらいました。
ありがとうございました。
当の@hmskの今後の活躍についてはあまり心配していなく、
(一緒に仕事したことないくせに何を偉そうにという話は置いておいて)
普通に話していても色んなこと感じてるんだろうなって思っていつも刺激的な瞬間を味わっていたのできっとこれからも周りにそうあり続けるんだと思います。
9月末に一緒にアラサー連中と飲んだときはいつもどおりで、特に根掘り葉掘り聞くとかでなくいつもどおりの変なアラサー集会でとても楽しかったです。
こんな感じで完全にあほでしょう
http://instagram.com/p/QKGGpSqpLG/
最後別れ際にも話したけど、また今度こんな感じでみんなで飲んで色々話しましょう。
いつもどおり久しぶりだからって気張らない感じでふつうに飲みましょう。
20代終了のお知らせ
書き始める段階で20代の残り時間があと20分しかないから急ぐます。
とりあえず20代でやり残したことはこのエントリーぐらいしかないです。
思えば20代後半はすごい密度で、前半を挽回できたかなーと思ってます。
素晴らしいワイフと結婚できて一緒にいれてとても幸せで楽しいし。
今の仕事はやりがいあるし、すごい人達に囲まれて仕事するのは刺激的です。
あとネットを通して知り合った人たち、特に同じ業界の人達にはいつも感謝してます。
ありがとうございます。
皆さんのおかげで日々自分を高めることができています。
すごい人達と一緒に色々できてすごく楽しいです。
20代でやり残したことは無いけど、引き続きがんばってくことはたくさんあるので30代も走り続ける。
思えば札幌Ruby会議2012でかくたにさん、しまださん、しばたさんにtry(:english)申し込めや!!って言われてすごく良かった。
30代は英語もっともっとがんばる。
ということで引き続き30代の@ryopekoをよろしくお願いします。
謎のリンク置いておきますので、もしよかったらあれこれお願いします。
http://amzn.to/ryopeko
Rubyでデフォルトでrequireさせる方法
QA@ITに投稿して回答をいただいたけどbundler使うケースで死んだので無理矢理対処。
- やりたいこととしては、tappが便利すぎて死ぬけどrequire 'tapp'するのめんどい。
- ruby -rtappすればいいけどbinとかどうすんの
QA@ITで上記の質問をしたら以下の回答が得られた
Ruby起動時にデフォルトでrequireさせるには
一旦これで解決したように見えたんだけど、bundler使っていてbundle execするとrequireしたいやつがbundler installされてないと死ぬ。
そこで無理矢理以下の方法で対処した。
- requireさせたいものををlibディレクトリにコピー
- RUBYOPTで-rを指定する
libディレクトリは以下で出てくる
ruby -rrbconfig -e 'p RbConfig.const_get(:CONFIG)["rubylibdir"]'
今回tappを使いたかったのでgem which tappで出てくる場所にあるlib以下を全部コピーした
で、.zshrcとかに以下を記述
export RUBYOPT="-rtapp"
ちょうきもいけどとりあえず解決。
こんな風にするとただでさえ消し忘れるtappがさらに消し忘れるけど、tappにはコマンドとしてのtappがあって、これを使うとtapp消し忘れがわかるからgitのpre-commitとかに仕掛ければいいよ。
git管理されてるリポジトリで実行する
tapp grep
tappちょうはかどる