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Rails3レシピブックを"読んだ"

Rails3レシピブックを読んでみて、最初はRailsレシピブックとの比較として読み始めていたけど、
まずその前提が違っていた。

似たような名前、表紙で改訂版みたいな扱いかとタカをくくっていたらいい意味で痛い目にあった。

Railsレシピブックはとてもいい本で、Railsを使い始めたばかりのころは常に手元に置いて表紙が擦り切れるぐらい利用していた。

Rails3レシピブックになってもこのいい所は変わらなくて、Rails3時代に手元に置いておきたい一冊になっている。

でもRails3レシピブックのすごいところはレシピブックという皮をかぶった別の何かだというところ。
Rails3は個人的に色々作ったりしてよく活用しているが、それでも頭から読み始めて全て読み通してしまうぐらいのものだった。

つまりRails3レシピブックはレシピブックを謳った読み物だった。

この本に込められたメッセージはRailsを取り巻くエコシステムに読者を巻き込もうとする意思だ。
それは巻末に収められている"Railsを直す"という項の存在からも明らかだと思う。

加えてレシピブックというとやりたいことがあるけど、それをどうやって実現すればいいかを調べる逆引き的な用途があるが、
Rails3レシピブックにはそれ以上のものが収められている。
つまり、こういうことをするにはこういうやり方があるんだけどね、それはRailsの思想としてほげほげだからなんだよ。
といったきちんとRailに乗せる役目もこの書籍は担っているからだ。

RailsにおいてはこのRailに乗せるというのが重要で、
更にはRailsの本質はそれを取り巻くエコシステムなのだから、そこにしっかり乗せてあげることが次のステップを見越して、より読者の利便性を高めることになっているのだと感じた。

それは"Rails用ライブラリを探す"の項を用意することでエコシステムに巻き込んでいく足がかりを示していることにも繋がってくる。

こうまでRailsレシピブックから方向性がひとつ加わったのは著者に松田さんが加わったことがとても大きいんだろうな。


ということRailsを使っている人は読み物として読んでみるといいと思います。

Rails3レシピブック 190の技

Rails3レシピブック 190の技